6月に入り、だんだんと夏らしい暑さがやってきました。
気温も湿度も高い日本の夏。
冷房の効いた室内で長時間過ごしたり、高温多湿の影響を受けることで、夏は思った以上に気力や体力を消耗しやすい季節です。
むくみやだるさ、のぼせなど、原因がはっきりしない不調が出やすいのも夏の特徴。
そんな「未病」の段階で、ぜひ参考にしてほしいのが東洋医学の知識です。
今回は、東洋医学からみた夏の身体の特徴や養生法や、そして簡単にできるツボ押しもご紹介していきます。
東洋医学でみる「夏」と「心」の関係
東洋医学で夏は「心」の季節。
臓器でいうと”心臓”にあたります。
心臓は、人の生命活動にとって最も重要な臓器であり、強い”陽”の気をもつエネルギーの中心的存在。
血液を全身に巡らせるだけでなく、精神や感情の安定にも深く関わっていると考えられています。
夏は「心」の機能が活発になる一方で、負担もかかりやすい季節。
熱が身体にこもりやすい夏は、「心」が疲れやすく、心臓の機能も弱りやすいと言われています。
湿気と冷房が夏バテを招く理由
特に、日本のように湿度が高い環境では要注意です。
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体内の熱をうまく外へ逃せなくなります。
すると熱が身体にこもり、のぼせやだるさ、食欲不振など、いわゆる”夏バテ”の状態に・・・。
さらに、冷房の効いた場所で長時間過ごすことも、身体にとっては大きな負担。
身体が冷えることで汗をかきにくくなり、体温調節が乱れ、自立神経の働きも低下しやすくなります。
こうした状態が長く続くと、発汗や血管の働きが乱れ、内臓機能の低下にもつながることもあります。
「頭寒足熱」が夏の身体を守る
昔から言われる「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」という言葉があります。
これは、
”頭は熱をためず、足元を温める”
という養生法。
※「頭寒」といっても、頭を冷やしすぎるという意味ではありません。
熱は上へ上へと昇る性質があるため、夏は特に上半身に熱がこもりやすくなります。
そこへ冷房による冷えが加わると、今度は下半身に「血」や「水」が滞りやすくなり、めぐりのバランスが崩れてしまいます。
すると、
・上半身→のぼせ、イライラ、動悸、不眠、血圧上昇
・下半身→冷え、むくみ、だるさ
といったアンバランスな状態が起こりやすくなるのです。
夏の冷え・むくみは「心」からのサインかも
この季節、足つぼの施術に来られるお客様にも、「夏なのに冷える」「足がむくむ」というお悩みがとても多くなります。
特に、ふくらはぎが冷たくなっている方は本当に多いです。
もちろん生活習慣やお仕事環境の影響もありますが、夏のむくみは”心”の疲れからきている場合も少なくありません。
冷えやむくみの改善には「陰陵泉(いんりょうせん)」

そんなときおすすめなのが、
「陰陵泉(いんりょうせん)」というツボ。
陰陵泉は、体内の余分な”水”のめぐりを整え、むくみや冷えを和らげる働きがあると言われています。
場所は、膝の内側、すねの骨の内側をなぞっていった時にある、少しくぼんだところ。
優しく押したり、お灸や温めケアをするのもおすすめですよ♪
私たちの体は本当によくできています。
夏は汗をかくことで、体内にこもった熱や不要なものを外へ出し、「心」の負担を軽くしようとしてくれます。
だからこそ、冷房で冷やしすぎないことも大切。
夏でも足元を温めたり、少し熱めのお風呂に入ることで、巡りを整えやすくなります。
また、水分だけでなく良質な塩分補給も忘れずに♪
夏を元気に過ごす養生ポイント
✔早起きをして朝日を浴びる
✔冷房はほどほどにする
✔シャワーだけで済まさず湯船につかる
✔足元を冷やさない
✔水分+ミネラル(良質な塩)をしっかり補給する
✔焦ったり怒ったりせず感情をため込まない
夏の間に「心」をいたわりながら過ごすことは、その次にやってくる秋に体調にも大きく関わってきます。
季節と身体、自然のバランスを意識しながら、無理をしすぎず健やかに夏を過ごしていきましょう^^

コメント
[…] 以前の足つぼブログで、夏の臓器とおすすめの過ごし方を書いたのですが、その中で夏に心臓の毒を出して身体を整えようとします。心臓の毒は汗となって出てくれるので、冷房はほどほどに^^夏こそ足元を温めたり、熱めのお風呂に入ることも大切です。と書いた通り、夏の人工的なもの(冷房など)からくる冷えに、良いことはありません^^;せっかく足つぼをしているのに、冷気で身体を冷やしすぎるのも効果半減だと思っています。なんだったら足湯も、最近は少し熱めにご用意したりしています。 […]